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8/28新刊【兎虎小説】婚前旅行 R18

8/28 GOOD COMIC CITYの新刊情報ですw

ラブ・バスタイムの続編になります。
帰郷なので、村正、楓も登場しますw

【婚前旅行】兎虎小説 R18 A5/P60/オフ/¥600

*表紙*
konzen_hyoshi.jpg
illustration by 奈央


▼本文サンプル






*作中より*





「やっぱり温泉って素敵ですね。これが、露天風呂ってヤツですよね」
「あァ。やっぱ露天風呂は夜に限るよな。熱い湯に、夜風が気持ちよくてな……無条件で米酒が美味く感じんだよな……冬の雪が降ってる中なんて、また格別だぞ?」
「じゃあ、こちらが冬になったら、また二人で来ましょう」
「まァな〜。来たいのは山々だが、ロイズさんが許してくれるかどうか……おまえ、今度はどんな条件付ける気だ?」
「どうしましょうか……ストレートに圧力をかけるという手もありますね」
「どんな圧力かけんだよっ。泣くぞ? ロイズさん」
「ま、今はロイズさんのことはどうでも良いじゃないですか」
 陽も暮れ始めたころ、目的の温泉旅館にたどり着き、早速テーブルに並べられた懐石料理に舌包みを打ち、初めてまともに和食を食べたというバーナビーは、「とても美味しいです」と大満足。
 使いなれない箸も、しばらくすると上手く使いこなしてしまうのだから、虎徹は感心してしまった。
 そして米酒を追加して、二人は部屋備え付けの個室の露天風呂で、杯を交わし合っているワケである。
 一応二人用ではあるけれど、大の男、しかも長身の男二人が入るには狭い桧の浴槽だ。
 バーナビーのウチの浴槽よりも更に狭く、密着した状況。
 それでも、もともと一番の目的が露天風呂で米酒を乾杯することだったから、少しのことは我慢である。
 せっかくこんな状況なのだから、寂しくひとり酒というのも何だし、かと言って大浴場での露天風呂では、バーナビーが注目を浴びてゆっくりできない。
 だから、二人の意見は一致した。
 まァ、こういう展開になった場合、バーナビーは別に全然構わないのだが、いつも嫌がるのは虎徹の方である。
 でも、今日の虎徹はこのシチュエーションにテンションも上がっていたので、こんな時くらいはとめずらしく『嫌だ』にはならなかった。
 長い足を絡ませ合いながら、桧の心地よい香りに包まれつつ乾杯したワケである。
 久しぶりに贅沢をしたなー、なんて満足しつつ、今までの万年下位のままでいたら、絶対にこんな贅沢は出来なかっただろうと思うと、ここまで順位を引き上げてくれたバーナビーに、ちょっぴり感謝の気持ちが生まれる。
 バディとして互いの連携を高め合えるからこそ獲得できるポイントであり、バーナビーがスカイハイを越しトップに躍り出て、ポイントに余裕が出てくると、虎徹を4位に引き上げるために逮捕を譲ったりしたこともあったのだ。
 バーナビーの温泉旅行に対する執念は、本物なんだと垣間見てしまった。
 虎徹自身、元々ポイントにはこだわらないタイプなので、ついつい癖でバーナビーにポイントを譲ろうとしてしまい、するとバーナビーは、
「あなたがそんなに遠慮ばかりしていると、二人一緒に休めるものも休めなくなってしまうじゃないですか。元々二人で協力してここまで追い詰めたんですから、あなたのポイントでもあるんです。僕が今スカイハイさんを抜いてトップにいれるのも、虎徹さんがいたからなんですよ? だから、こんなところで遠慮なんてしないでください」
 と、こんな感じである。
こうして二人は協力し合いながら公約を成し遂げ、今二人きりで温泉旅行にきている。
「こんな素敵な場所を押さえてくださって、お兄さんには感謝しなければですね」
「あいつ、毎日配達してるから、何気に情報通なんだよな。俺も、こんな穴場があるなんて知らなかったよ」
「先ほどの和食も、この米酒も、凄く美味しいですし、入浴しながら眺める山の自然の風景も最高で……文句の付け所がありませんよ」
「そう言ってもらえると、嬉しいぜ。ホントはな、ちょっと心配だったんだ。おまえずっと都会に住んでたから、こんなど田舎に来ても引くだけなんじゃねェのかなって……でも、安心した。今日のバニー、ずっと良い表情してっからよ……俺としては最高に気分が良いぜ」
 虎徹の口からは、素直に本心が零れ落ちていた。
 そのくらい、虎徹は嬉しくて仕方がないのだ。
 当然、目の前の表情が驚いたように目を見開き、マジマジと虎徹のことを見つめる。
 虎徹がこんな風に自ら素直に気持ちを口にする事は、滅多にないことだったから……。
「虎徹さん……止めてください。あなたがそんな風にいうと、僕の方がいてもたってもいられなくなってしまうじゃないですか……」
 グッと、苦しそうに表情を歪めるバーナビーの気持ちが痛いほど伝わってきて……バーナビーに対する愛しい気持ちが、大きく膨れ上がる。
(こいつ、本当に俺のことが好きなんだよな……)
 そう思える瞬間が、虎徹は大好きで。
 すると、凄くこの後輩を愛してあげたいと思えてくる。
 結局、
(まァ、俺もこいつが好きで仕方がねェんだけどな……)
 と、虎徹も自分の気持ちを実感させられるのだ。
(いつの間に、こんなに好きになっちまってたのかな……気付けば、こいつのことばかり考えちまってんだよな……)
 なんだか、自分の気持ちがひどくおもばゆい。
 この歳になって、こんな感情を抱くようになるなんて、思いも寄らなかったから……。
 バーナビーはまだ若い。
 信じていないワケじゃないけれど、
(もしこいつが俺を捨てたら……俺、結構立ち直れねェかもしれないな……)
 時々、そんな風に思うときがある。
 バーナビーにそんなことを言ったら、本気で怒られてしまうだろうけれど……。
「……さっき約束した通り、ココではやんねェぞ?」
「わかってますよ。だから、煽らないでくださいって言ってるんです。嬉しいんですけど、今言うのはズルいです。今度言ったら、あなたの責任で襲いますからね」
「……わかったよ」
 虎徹としては、煽るだなんて気持ちはこれっぽっちもなかったのだが、たしかにバーナビーにとってこんな密着した状態であんな言葉を言われてしまったら、昂ぶるのは当然だろう。
 虎徹もちょっと反省。
 実は、露天風呂をゆっくりと楽しみたいから、風呂に入ってる間は絶対に何もしない、と虎徹は条件をつけて、この狭い露天風呂に一緒に入ったのだ。
 バーナビーが物騒なことを言ってくるのも、致し方ないワケである。
「なァ、ところでおまえ、本気に紅葉ちゃんと何を話ししていたワケ? 楓も凄ェ気にしてたぞ」
 だから虎徹は、早速話題を変えて、ずっと気になっていたことを問いただした。
「またその話題ですか? 本当にしつこいですね、虎徹さん」
 移動中のタクシーの中でも散々聞かれたことを再びぶり返す虎徹に、バーナビーは途端に眉間にシワを寄せ、ウンザリとため息を漏らす。
「俺は、気になる事は解明するまでとことん突き止めんだよ」
「だから、僕と彼女の名誉のためにも絶対に教えないって、さっきから言ってるじゃないですか」
「だから、その名誉ってなんだよ」
「あなた、言葉の意味理解してます? あれは、僕と彼女の秘密です。僕、秘密は守る主義なので……」
「ンだよ、それ……気になって仕方ねェじゃねェか……」
 結局こんな風に会話が進めば、他愛のない話題で次々と盛り上がり。
 酒がなくなった頃、二人は気分良く露天風呂から上がったのだった。

 そして。

 浴衣を身に付け部屋に戻ったその瞬間、二人の長い夜が始まったのだ。



「おい、バニ……っ、我慢なさすぎだぞっ」
「あなたのそんな姿を目の当たりにして、この僕が我慢できるとでも思いますか?」
「にしたって……っ」
 座敷に戻ると、虎徹のカラダは背後から突然バーナビーの力強い腕に抱きすくめられてしまった。
 熱い熱いバーナビーの息遣いが耳に掛かるだけで、ゾクゾクとカラダが震え上がり、下肢に覚えある熱い感覚が芽生える。
「【浴衣】がいけないんです。なんですか、この危険なアイテムは……あなた今、その姿がどれだけいやらしいか、自分でわからないんですか?」
「アイテムって……ンなの、自分でわかるわけねェだろっ。俺のことをやらしいだのエロいだの色っぽいだの言うおまえの頭ン中が意味不明なんだからよっ」
「あなたって、本当に質ワルいですよね……教えてあげましょうか? ココの胸元……あなた、鎖骨がいやらしいんですよ」
「ぁっ、や……っ」
 背後から抱き抱えられたまま、バーナビーの右手が浴衣の襟元から鎖骨に触れ、耳朶をざらりと舐め上げられ、虎徹の口から堪らず高い声が零れ落ちる。
 バーナビーが少し襟の合わせを広げれば、胸の飾りが隙間からチラリと覗いて。言いようのない恥辱が込み上げる。
「まだ何もしてないのに、そんな甘い声を出すんですね……」
 熱を孕んだ声で甘く囁かれ、そのまま耳の中に舌を差し込まれて。
(おまえが、耳舐めるからだろ……っ)
 虎徹は、耳や首筋といったところが大変弱い。
 というよりも、全身が性感帯と言ってしまった方が早いかもしれない。
 正直、セックスの経験が少ない虎徹は、ヘタな【慣れ】がない分、与えられる快感に素直に反応してしまい、スッカリどこもかしこも敏感になってしまったのだ。
「それ……っ、耳……ヤメロよっ」
 耳にまで過敏に反応してしまう自分が、至極恥ずかしくて……思わず静止を求めれば、
「では、コッチなら構いませんね?」
 とあっさり耳への愛撫を止めたかと思えば、今度は合わせに手を差し込み胸の飾りに触れてきて。
「ンッ、ちょ……ァッ!」
 指の腹で転がされ、甘く痺れるような喜悦が込み上げたかと思えば、キツくつまみ上げられ、今度は痛みによる堪らない快感に腰が震えあがる。
 脚が震え、立っていられないのに、片腕で簡単に腰を抱えてしまうバーナビーの腕が、力強く虎徹のカラダを支えて……。
 こんな風にされると、バーナビーに守られているような感覚に捕らわれる。
 それは嬉しい反面、立場としては複雑で……。
「ぅっ、ふっ!」
「あなたのカラダって、相変わらず全身が性感帯ですね……乳首、そんなにキモチイイですか?」
「ンッ、うる、せ……」
 図星なだけに悔しくて、思わず身じろいで反論してしまう。
「ホラ、これですよ。浴衣……こんなに簡単に脚まで見えてしまう……」
 突然不機嫌そうに悪態づいたかと思えば、バーナビーの手の平が今度ははだけた内股をさすってきて……。
「ひゃ! バカっ……それ、ヤダ……ッ」
「ヤダなんて、可愛げなこと言わないでくださいよ……あなたにそんな風に言われると、僕、無性にあなたを【ひどく】したくなるんですから……」
「―――!!」
 耳元に低く嘯かれた声に、虎徹はギクリと戦慄いた。
 バーナビーの言葉が、冗談ではないとわかっているから。
 バーナビーにはサドの性癖がある。それは本人にも自覚がある。その性癖は、カラダを繋げる度にエスカレートしている。
 先ほども言ったように、経験自体少ない虎徹は、自覚なんてまったくなかったのに、いつのまにかバーナビーの嗜虐的行為にひどく感じてしまうようになっていた。
 言ってしまえば、バーナビーにマゾ体質に調教されてしまったと言ってもいいだろう。
 バーナビーに「ひどくしたい」と言葉で言われただけで、カラダが欲情し、いても経ってもいられなくなる……。
 早く、この男にいたぶられたい―――
 既に虎徹の熱塊は、下着を押し破らんくらいに強く勃ち上がっていた。
「ハァ……ハァ……」
 あからさまに、息遣いが荒くなる。
 虎徹の様子が変わったことを、バーナビーが感じ取らないハズがない。
「どうしたんですか? 虎徹さん……息が荒いですよ……そんなに僕に、【陵辱】されたいですか?」
 口元に優越げな笑みを浮かべ、主導権を握り言葉で責め立ててくるバーナビーが悔しくてたまらないのに、欲情するカラダは止まらない。
 これでは、言葉だけでイかされそうだ……。
 虎徹は立っていることもやっとのカラダでヨロヨロと振り返り、バーナビーの首に腕を回すと、ギュッと抱きつき、自分の熱いソレをバーナビーの堅く育ったソレに擦りつけた。
「ッ……」
 先ほどからずっと尻に当たっていた、熱い熱い砲身に……。
 バーナビーの表情が、喜悦に歪む。
 そして、虎徹の淫ら過ぎる誘惑は、バーナビーの理性を一切吹き飛ばしてしまったのだった。
「早く……来いよ……どんなにひどくされたって、構わねェから……俺は、おまえのモンだから……一生消えない【傷】をつけてくれ―――」
「―――っ!!」
 バーナビーにとって極上に甘く、淫らな告白。
 刹那、バーナビーの目の色が攻撃的に変わり、そんな瞳に虎徹は堪らなく劣情をそそられ、震え上がった。



 二人は求め合うように獰猛に舌先を絡め接吻け合いながら、敷かれた布団になだれ込んだのだった。



*続きは本誌にて・・・*



※別ページをpixivに上げています。




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