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12/29 C83新刊【虎徹受】眼鏡帽子屋2011年再録集 R18

2012/12/29 C83の新刊情報です。

眼鏡帽子屋2011年再録集
虎徹総受/R18/2012.12.29/P292/495g/ノベルティ付/¥2000

*表紙*
2011sairoku_hyosi.jpg
Illustration by ノイ様(路地裏セブン)

2011年に発行した再録集です。
収録内容は目次を参照に、本文は各通販情報ページを参照してください。

*目次*
2011sairoku_honbun003.jpg

短編(無配本、アンソロ寄稿)も含め10本の小説を収録。

表紙は仲良くさせてもらっている路地裏セブンのノイさんが手掛けてくださいました! 
ありがとうございましたー(*´∀`)b

ノベルティは表紙柄のきらきらチャームですv(。・ω・。)
novelty_1.jpg


▽サンプル






【兎虎18禁アンソロジー寄稿作品】



 時々、無性に人肌が恋しく思える時がある。
 それはきっと、すっかり忘れてしまっていた人の温もりの心地よさを、思い出してしまったからなんだと思う。
 もう五年以上もそういった感情を、忘れてしまっていたのだから……仕方のないことだと、自分に言い訳をする。
 だって相手は、正真正銘の男なのだから。
 言い訳でもしなければ、自分のしている行為すらまともに直視する事ができない。
 男と、セックスをするようにまでなってしまっただなんて……。
 相棒のバーナビー。
 それが、現在の虎徹の恋人。
 恋人と呼べる相手なんて一生できないんだろうなと、真剣に思っていた自分の思いを簡単に打ち砕いた男。
 自分のピンチを、お姫様抱っこで助けられてしまった衝撃的すぎる出逢いから、数ヶ月。虎徹にそんな意識は、まったく存在しなかった。
 何かと衝突してくる若者を『なんでこんなにツンケンするんだろう』と疑問に思い、始めのころは虎徹も言い返してしまっていた。
けれど、このくらいの年頃はこんな感じなのかもしれないと思い改めて、それからは悪いと思えることは注意しつつ、さりげなく虎徹が折れるようになっていった。
 バーナビーがそのことに気付いていたのかどうかは、定かだけれど……。
 そう。虎徹にはまったくといっていいほど、意識などしていなかった。だからこそ、突然バーナビーから告白された時は、心底驚いてしまったのだ。
 まさか、ずっと反発してきた男から告白されるだなんて、思いもよらなかったから……。
 もちろん、始めは断った。
 そんな風に考えることなんて、出来なかったから。
でも、人間は意識されると急激にその相手を意識してしまうものなのだと、初めて知る。
 元々虎徹は、告白されたことが記憶上一度もなかったから……余計に意識したのかもしれない。
 それに拍車を掛けるように、バーナビーが何度も想いを告げてきたから……。
 この男に【諦める】という言葉は、存在しないのだろうか。
 バーナビーの強引ともいえる押しに負けてしまったと言えば、それまでだけれど……キッカケなんてひどく単純なもので、気付けば虎徹はバーナビーを受け入れていた。
 だからといって、すぐにカラダの関係を持ったわけではない。
 二人は、精神的に結ばれている部分が強かったから。
 なんとなく付き合い始めてしばらくは、ストイックな関係が続いたけれど、一つの出来事がキッカケとなり、二人はカラダを繋げるようになった。
 バーナビーが、虎徹の名を呼びながら自身を慰めている姿を、目撃してしまったのだ。
 そのとき虎徹は、バーナビーが虎徹のためにずっと我慢していたのだと、初めて知って……。
 そう思ったら、虎徹はバーナビーに対する愛しさがグンと膨れ上がり、いても経ってもいられなくなってしまったのだ。
 カラダを繋げる行為が、どんなにキモチを高めるのか……。

 衝撃的な出逢いから、十ヶ月。
今となっては、言葉になんて言い表せないほどに、バーナビーに執着している自分が存在する───



   *



 多忙を極めるタイガー&バーナビーは、ロイズが向こう省みずに仕事を引き受けてしまうため、毎日分刻みのスケジュールの対応に追われていた。
 バーナビーはヒーローとしてデビューして以来、似たような生活を送っていたので、さほどの変化はないのだろうが、虎徹にとってはこんな多忙な生活は始めてで、正直辟易している部分が大きい。
 こんなにプライベートが失われるくらいなら、下位のままでイイかも……なんて、時折思ってしまうくらいだ。
 唯一の救いは、常にバーナビーと一緒にいられることだろう。
 ……などと考えてしまう自分が、心底恥ずかしくて仕方がない。
 けれど、そんな思いを強く感じてしまった仕事が、タイガー&バーナビーに舞い込んできた。
 二泊三日のスケジュールで、シュテルンビルト郊外の東西に分かれ、それぞれ営業やトークショーに回る仕事だった。
 今までは必ず一緒に二人で回り、メディアに対応慣れしているバーナビーに助けられてきた部分が大きかったけれど、今回はすべてを一人で対応しなければならなくて。
 初日はさすがの虎徹も疲れきって、ベッドに伏せた瞬間に泥のように眠ってしまったけれど、疲れているからこそ二日目の夜は、バーナビーのことが無性に恋しくなってしまって……。
 自分よりも幾分長身で、筋肉質のバーナビーの腕に包み込まれる温もりは、ことのほか虎徹に心地良さを与えてくれるから……バーナビーによる人肌の温かさを知ってしまって以来、虎徹はソレに強く執着しているのだ。
 本当に、厄介な感情を思い出してしまったと思う。
(おまえのことしか考えられなくなっちまったら、どうすんだよ)
 と、時々八つ当たり気味に思うことがあるけれど、残念なことに今がまさにそんな状態で……。
 バーナビーの力強い腕に包まれたら、疲れきったカラダでもきっと安らげるんだろうな……と、そんなふうに思ったら、余計にバーナビーのことが恋しくなってしまった。
 ホテルについて、速攻シャワーを浴び、面倒くさかったのでボクサーパンツ一枚の姿でベッドに突っ伏す。
 うつ伏せの状態で飛び込むように横になり、顔を枕に埋める。
 アイロンの利いたスベスベの枕カバーと、二重に重ねられた大きな枕が、ひどく心地よい。
 けれど、【何か】が足りない。

『虎徹さん。パンツ一枚でウロつかないでくださいって、いつも言ってるじゃないですか。僕の理性は、あなたが思っているほど強くはないんですからね。自分がどれだけいやらしいカラダをしているのか、少しは自覚してください。襲いますよ?』

 いつも自分チ感覚で、風呂から上がるとパンツ一枚姿になる虎徹に向かって、バーナビーが日頃から注意している言葉。
 別に煽っているワケじゃない。普段でもこんな感じだから癖になっているだけで、仕方のないことなのだけれど。
 でもバーナビーは、時折本気に襲ってくることがある。
 背後から、絶対に手放さないとでもいうように、ギュッと強く抱き締められて。
 そんな風にされると、どれだけ心臓を鷲掴みにされたみたいに、胸が苦しくなってしまうのか……恥ずかしくて、一度も伝えたことはない。
 バーナビーの手が、確認するように必ず左胸に当てられることを考えると、バレバレなのかもしれないけれど。
「……バニー……」
 虎徹は、ゴロンと横向になる。
 バーナビーのことを考えていたら、無性にバーナビーに逢いたくなってきた。
 今、正反対にいる相棒。
 今すぐ『逢いに行く』と言って、逢えるような距離にはいない。
 いや、逢いに行けない距離だからこそ、こんなにも逢いたい気持ちが膨れ上がっているのかもしれない。

 顔がみたい。
 声が聞きたい。
 あの腕に、抱き締められたい……。

 おもむろに、右腕を見つめる。
 手首には、PDA。
 バーナビーの声が聞け、顔も見る事ができる……。
 でも、ただ顔が見たいからって、事件でもないのにPDAを使うのは、なんだか恥ずかしい。
 なにか、上手い言い訳はないか……と脳内を働かせていると、突然PDAに振動が走り、虎徹は心底驚いて上半身を起こした。
「ビッッックリしたァ〜」
 心臓をバクバクと跳ね上げながら、CALLと表示し警報を鳴らすPDAを見つめる。
 仕事でシュテルンビルト外にいるため、アニエスからは連絡がこないことになっている。
 もし誰かがこの時間に連絡するとすれば、緊急のロイズか、あるいは……。
 途端に、虎徹の心臓が先ほどとは違う感覚で、バクバクと早鐘を打ち鳴らし始める。
 きっと、間違いない……。
 根拠もなく確信し、虎徹は冷静を取り繕うように一つ深呼吸すると、PDAに軽く触れた。
 浮かび上がるのは、今すぐにでも逢いたいと思っていた男の顔───
『虎徹さん……』
「バニー……」
 聞きたいと思っていた男の声に、何故かツンと鼻の奥に痛みを覚え、虎徹はひどく戸惑った。
(俺は、いつの間にこんなに弱くなっちまったんだ……?)
 弱い自分は、何だか赦せない。
 赦せないけれど、
(感情コントロール出来ないんだから、仕方ねェじゃんか……)
 バーナビーを求める感情は、虎徹自身が思っている以上に強すぎるから……。
『何だか……虎徹さんのことを考えていたら、虎徹さんに呼ばれたような気がしたんです』
「え……?」
 バーナビーの言葉に、虎徹は思わず聞き返した。
 たしかに逢いたいと強く思ってはいたけれど、この距離にいて声が届くなんて、もちろんあり得ない。
 でも、
【虎徹さんのことを考えていたら……】
 互いに想う気持ちが、もしリンクしたのなら……。
(信じらんねェけど、ちょっと嬉しいかもしれねェな……)
 なんて少しはにかんでみたけれど、PDAで表情はバレバレで、虎徹は慌てて表情を取り繕う。
「……別に呼んではいねェよ。ただ、バニーに逢いてェなって思っただけだ」
 ごまかすように強がって見せたけれど、当然この男にはバレバレだ。
『大して変わらないじゃないですか……てゆか、今僕が「虎徹さんのこと考えていたら」って言ったら、メチャクチャ嬉しそうな顔しましたよね』
「ンなこと……ねェだろ……」
 本当に、目聡い男である。
 でも、そんな目聡い男はどこまでもまっすぐで……。
『本当は連絡しようかどうか、迷ったんです。あなたの声を聞いてしまったら、絶対に逢いたくなってしまうから……でも、結局我慢出来ませんでした』
 そう言ってまっすぐと笑みを浮かべるバーナビーに、なんでこの男は迷うことなく、自分のありのままの思いを告げることが出来るのかな……と、少しだけ悔しい気持ちがこみ上げた。
 でもそれ以上に、やっぱり嬉しい───
(結局俺は、こいつが好きでたまんねェんだよな……)
 下肢に芽生える、覚えある甘い疼き。
 虎徹はトサリと再び横向に寝そべると、兆し始めたソレにそっと触れてみた。
「っ……」
 ドクンと強く脈打つと、ソレはあっという間に熱を持ってしまって……。
「っ……バニー……っ。何か、喋れよ……」
 声が聞きたい。
 バーナビーの、甘い声を。
 もっと、カラダが熱くなれるような、甘い甘い声を……。
『虎徹さん……今、何をしているんですか?』
「っ……」
(そんな、わかりきったこと聞くなよ……)
 布越しにソレを揉みしだけば、じんわりと下着が濡れてしまったのが自分でもわかって、恥ずかしい。
「ハッ、ぅっ……バニー……」
『虎徹さん……もしかして、自分で触っているんですか?』
 その瞬間、バーナビーの声が熱を孕んだのがわかった。
 PDA越しに見える、その表情も……虎徹の好きな、欲情した艶っぽい表情になっていて。
 それでいて、虎徹を嗜虐的に責め立てるバーナビーに、虎徹はひどく興奮を覚えるのだ。
『今あなたのアソコは、既にトロトロに先を濡らしているんでしょうね……』
「フッ、ぅっ……ンな、こと……」
 ある。下着はもう、ぐちゃぐちゃだ。
 虎徹はもどかしくなり、下着の中に左手を差し込み、直接ソレに触れた。



*続きは本誌にて...*


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