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【兎虎SS】バレンタインチョコは、おれ❤

2/14に(実際0:00で2/15になったけれどorz)、pixivで慌てて更新した兎虎バレンタインネタSSです。
本当はアフターも書いてみたいところ……。







【バレンタインチョコは、おれ❤】



「あれ……ロックバイソンさん、どうしたんですか?」
「おぉ、ちょっとな。ほら、今日バレンタインだろ? 虎徹がおまえにチョコ渡したかったらしいんだが、急用で来れなくなったらしくてな。どうしても今日中におまえに渡したかったらしく、俺が代わりに届けに来たってわけだ」
「ハァ……で、このバカデカイ包みというワケですか……」
「おうよ」
「……一体、どんなチョコが入ってるというんですか……」
「さァな~。俺は中身を見てねェからわからねェけど……」
「…………」
「じゃ、俺はちゃんとおまえに送り届けたぜ? じゃあな!!」

 夜の20時過ぎ。
 インターフォンが鳴り響き、虎徹さんが来たのかと思ったら、そこにはアントニオが立っていて。
 どうしたのかと思い施錠を解けば、アントニオの隣りには大きな箱。
 怪しいにもほどがあるその箱に訝しい視線を向けつつ矢継ぎ早に質問すれば、しまいにしどろもどろになったアントニオは、逃げるようにいなくなってしまった。
 ホール先にぽつんと置かれた大きな包み。
 うーんと顎に手を置き、しばし眺め様子を伺うバーナビー。
 まァ、大体の予想はつく。
 というか、こんな大きな箱を届けられ、これしか思いつくことはないだろうベタな展開。
 単純なあの人なら、考えなくもない行動だ。
 バーナビーはハァと一つため息を漏らすと、その箱をコンコンと小突いた。
「虎徹さん。この中にいるのはわかってるんですから、早く出てきてください」
「…………やっぱり?」
 と、中から聞こえる恋人のとぼけた声。
 しかし、ポコンと箱を空けて現れた虎徹の姿はバーナビーにも予想外で、仰天し目を真ん丸に見開いてしまった。
「いや~~~、なにも思いつかなかったから、いい案だと思ったんだけど、やっぱりバレちまったか~」
 という虎徹の頭には大きなリボンが飾られてて、しかも身に着けているものは女物のベビードールと言うヤツで……。
「あ……、あなた、なんて恰好してるんです!!???」
 一瞬絶句した直後に、バーナビーはフーフー鼻息を荒くしながらまくし立てる。
 リボンって……ベビードールって……!! と、ちょこんと座って小首を傾げた虎徹が、

『俺を食べて?』

 と言っている姿が頭の中がぐるぐるぐるぐる駆け巡り、沸騰してしまいそうだ。
「や、バニーちゃん、こういうの好きかな~って思って……今日くらい、出血大サービスで……ダメだったか?」
 怒鳴りつけられるのは予想外だったのが、しょぼん΄・ω・̀と子猫のように唇を尖らせた虎徹に、バーナビーの心の眼鏡がパリンと砕ける。
 その格好で、しょぼんとされたらひとたまりもない。

(可愛すぎんるんですよ、あなたは本当に!!)

 今すぐ襲い倒してしまいたい衝動を何とか耐えながら、
「好きですけど……って、そういう問題じゃなくて……!!」
 と思った時に、ふと一つの疑問が。
「ちょっと、待ってください……これ、ロックバイソンさんが運んできてくれましたよね?」
「おォ、見ての通りだな」
「ってことは、ロックバイソンさんも、その姿を見たってことですか……?」
 嫌な予感を恐る恐る口にしたバーナビーに、
「そういうことになるな。いや~、二人で大爆笑だったぞ」
「!!?」
 しれっと答えた虎徹に、バーナビーの理性はぶっつりとブチ切れてしまった。
「な……何考えてるんですか?!! なんて姿をロックバイソンさんに見せてるんですか?!!」
「あ~~~、やっぱしアントンの言うとおりだな……」
 ギャースッと喚くバーナビーにハァとため息を漏らし、面倒くさそうにボリボリと髪の毛を掻き乱す虎徹の次の行動に、ぷんすか怒っていたパーナビーはピタリと止まった。
「!??」
 不意に重なる虎徹の唇。
 何か咥えているのが一瞬見え、条件反射で開いたバーナビーの唇に入ってきたものは、チョコレートで……。
「……甘い……」
「アントンは『後でバーナビーに怒られるのはイヤだ』って言ってたんだ。これで機嫌直してくれよ……その代わり、今日はおまえが満足するまで、俺を食べつくしてしまって構わねェからさ……」
「……虎徹さん?」
「ホラ、もう一つ」
 そう言って、ニッと笑みを浮かべながらもう一つ口の中にチョコレートを放り込まれ、モグモグとそれを噛みしめると甘いソレと共に心も緩んでいって……。
 こういう時、虎徹の包容力には敵わないと、心からバーナビーは思うのだ。
 バーナビーは、ハァと一つ吐息をこぼすと、ひょいと虎徹を抱え上げ、箱から【取り出しだ】。
「じゃあ、虎徹さんからのバレンタインチョコレート、遠慮なくいただきます」
「おォ、食べ残したらゆるさねェからな」
 バーナビーに首に腕を回し、チュッと軽く唇を啄んでくる虎徹に堪らない愛しさを感じながら、バーナビーもキスのお返しをして、【虎徹チョコレート】を美味しくいただくべく、お姫様抱っこのまま寝室へと向かうバーナビーなのであった。



*終*



最後まで読んでくださり、ありがとうございます!!


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