スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【兎×虎】寒い夜は、一緒に眠ろう

雪がドカドカ降ったりと寒い日々が続くので、心が温まればと無性にゲロ甘~な、てゆか、バニーに甘えるおじさんが書きたくなったので、超短いですが一本書いてしまいましたwww







【寒い夜は、一緒に眠ろう】



 提出が明日の昼までという、今日中にどうしても済ませてしまいたい書類があり、この日は仕事を自宅に持ち帰ることになった。
 プライベートまで仕事を持ち込みたくはないので、極力避けていたのだが、致し方がない。
 でも、こんな日に限って虎徹さんが、
「今日、バニーちゃん家に泊まってもいいか?」
 なんて、普段はまったく甘えなんて見せない虎徹さんが甘えてくるのだから、世の中意地悪に出来ているもんだと痛烈に感じでしまった瞬間である。
 一瞬仕事を投げ出してしまおうかとも考えたが、それは自分としても示しがつかないので、ちゃんと状況を説明して、
「先に寝てもらうことになっちゃいますが……」
 と伝えたら、虎徹さんはそれでも構わないと言うので、この日は結局虎徹さんのお泊まりになった。
「俺が飯作ってやるから、作業進めちまえ」
 と虎徹さんが言ってくれたので、その言葉に甘えて仕事を再開。
 ヒーローを辞めて実家に戻っていた時に、レパートリーを増やしたらしく、作り上げた料理がチャーハンじゃなかったことには心底ビックリしたが、愛妻ごはんってこういうことを言うのかな……なんてちょっぴりイタイことを思いながら、米粒ひとつ残さず完食。
 そして風呂の準備までしてくれていたようで、めずらしく気の利く虎徹さんに感動を覚えながら、もちろん二人で入浴。
 けれど、ちょっとだけおいたをしたら虎徹さんに、
「仕事が残ってんだろ!」
 と起こられてしまったので、渋々とバスルームを後にした。
 すると、
「邪魔しちゃ悪ィから、俺先に寝るけど、ほどほどにしろよ?」
「あの……」
 といって、意外な展開に呆気に取られてしまった僕を他所に、颯爽と寝室に向かってしまった虎徹さん。
 ここはてっきり、【求めて】わざわざ泊りに来たと思っていたのに……。
 一体何しに来たんだろうと思いつつ、虎徹なりに気を使ってくれたのかな、と思うとすべてを許せてしまう自分に思わず苦笑いを浮かべてしまった。
「じゃ、早く片付けてしまいますかっ」
 早く虎徹が待つベッドに向かいたかったので、良い目標が出来たと自分に気合いを入れ、パソコンに向かうこと30分───
「……バニーちゃん……」
「あれ……虎徹さん……どうかしたんですか?」
 仕事に夢中になっていた僕は、いつの間にか寝室の扉に虎徹さんが立っていたことに、まったく気付かなかった。
 始めはトイレにでも起きたのかと思ったのだが、俯いたまま反応を示さなくなった虎徹さんの様子が可笑しいことに気付き、僕は慌てて立ち上がり虎徹さんの目の前で足を止めた。
「虎徹さん……何かあったんですか? 具合が悪いとか……?」
「…………」
 僕の質問に首を小さく横に降る虎徹さんは、一度僕の目を見つめると、少しだけ口許を不満そうにアヒル口にして、今度はコツンと僕の肩に額を乗せてきて……。
 ドキリと、心臓が大きく跳ね上がる。
「虎徹さん……?」
 至極切なそうに表情を歪めた虎徹さんに、心臓が大きくざわめきたつ。
 それはまるで、僕に甘えたがっているように見えたから……。
「おまえのベッド……広くて、寒いんだよ……」
「え……?」
 ほら……。
「おまえが、良い……あのベッドは、おまえと一緒じやなきゃ、安心して眠れねェ……」
「っ……」
 僕のTシャツの裾をギュッと握り締めながら、この人はまたこんな爆弾を当たり前のように投下してくるのだから、どうにかして欲しいものである。

(あなたがそんな風に無意識に僕に甘える度、一体僕がどんな想いをするか……わかっていますか? 虎徹さん……)

 心臓が張り裂けそうなほどに、早鐘を打ち鳴らしている。

 あなたが、大好きで、大好きで、おかしくなりそうです。虎徹さん───

「……しょうがないですね、虎徹さんは……」
 僕はわざとらしくため息を漏らすと、スッと虎徹さんのカラダを横に抱き抱えた。
 すっかり腕に馴染んでしまった、虎徹さんのカラダ。
「……やっぱりうさぎちゃんだな、バニーは。すげェあったけェ……」
「なんですか? それは……」
 嫌がることもなく、体温のぬくさが恋しいのか、抱きついてくる虎徹さんに至極愛しさを感じながら、僕はベッドまで足を運び、そっと虎徹さんのカラダをベッドに横たえた。
 自分もベッドに潜り込み、布団を掛けて再び虎徹さんのカラダを抱き竦める。
「虎徹さんって、実は冷え性ですよね。手足が冷たい……」
 ひんやりと冷たい足を温めてあげようと、自分の足を絡めて挟み込む。
「ん……悪ィ……仕事、平気か?」
「今さら何を言ってるんですか。あの仕事は、明日の午前中に提出できれば良いんです。だから、明日また会社で済ませてしまいます。僕がこんな虎徹さんを、放っておけるはずがないでしょう? 僕がいますから、安心して眠ってください、虎徹さん」
「ん……ありがとな、バニー……」
 額にそっと接吻けを落とせば、虎徹さんは安心したように表情を綻ばせ、僕の胸に顔を埋めてきて……。
 しばらくして、本当に寝息をたて始めた虎徹さんの寝顔を見つめながら、いつもこんな風に甘えてきてくれたら良いのにな……なんて思わず願ったりなんかして。

「おやすみなさい、虎徹さん───」

 ほんのささやかな、けれど至極の幸福感を強く噛み締めながら、もう一度虎徹さんの髪の毛にそっと接吻け、僕もそのまま眠りについたのだった。



*終*



最後まで読んでくださり、ありがとうございました!!

スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント :

プロフィール

眼鏡帽子屋*くー

Author:眼鏡帽子屋*くー
こちらはT&B 兎虎、右虎徹小説メイン、同人情報サイトです。腐向けですので、苦手な方男性の方18歳未満の方はご退出くださいませ。なお、関係者とは一切関係ありません。

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新記事
カテゴリ
最新コメント
月別アーカイブ
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

検索フォーム
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。